信濃毎日新聞 2010年(平成22年)11月12日(金曜日)



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※以下の内容は記事と全く同じ内容をテキストで書き写したものです。

・信濃毎日新聞(平成22年11月12日掲載)
◆視覚障害のトロンボーン奏者鈴木さん20日に県内初演奏
視覚に障害があり、盲導犬をパートナーに活動するトロンボーン奏者鈴木加奈子さん(31)"相模原市"のコンサートが20日、諏訪市で開かれる。
献眼を、推進する諏訪湖ライオンズクラブ(諏訪市)などが、目の見えない人への理解を深めてもらおうと企画。
鈴木さんは県内初ステージで「演奏を聴いた人が前向きな気持ちになってくれたらうれしい」と楽しみにしている。
生まれつき弱視だった鈴木さんは中学の吹奏楽部でトロンボーンの魅力に触れ、高校から本格的に演奏を始めた。
譜面は拡大鏡などを使って覚えたという。昭和音楽大に進み、首席で卒業した。
その後さらに視力を失い、今はわずかに光を感じられる程度だが、トロンボーン教室で教え、小中学校へ演奏に出向くなど精力的に活動している。
演奏の際は盲導犬ナンシーを舞台に伴う。
「視覚障害や盲導犬を身近に感じ、自然に声を掛け合えるような世の中になってほしい」と話す。
同クラブによると、死後に眼球を提供する献眼登録者は現在、諏訪市内だけで約7千人いるが、昨年度の提供者は1人。
登録したことを遺族が知らない例が多いという。
有賀文夫会長は「登録者が増えても実際には献眼につながっていない」とし、献眼制度への理解を広めたい考えだ。
コンサートは小和田市総合福祉センターで午後2時から。8曲を予定し、鈴木さんが体験も語る。
入場無料。問い合わせは同クラブ(0266・53・0558)へ。